茶箱

使い手への思いがこもった日本人の繊細で奥深い美しい茶箱。職人さんの手づくりで生産された100年以上の歴史を持つ。茶葉を運搬・保管する優れた収納です。杉の木で内側にトタンが貼られており、防虫防湿にもとても優れています。現在は着物や書物、乾物やカメラの収納などの保管など、温かみあるおしゃれなインテリア収納としても利用されております。また、布や紙などを貼り、インテリア茶箱としても楽しまれたりと大切にされています。
蘭字
蘭字とは、江戸時代末期、明治以降に外国との貿易が始まり日本は生糸と日本茶が主力の輸出品になり、その輸出する茶箱に貼られていたラベルのことを「蘭字・RANJI」といい「蘭」は「西洋」を「字」は「文字」を意味し、輸出される茶箱はアンペラという梱包材で包まれ、正面に薄い和紙で蘭字が貼られていました。
日本の伝統文化と西洋の文化を融合させた粋なデザイン。商標や等級を示す欧文ロゴは当時最新の書体が使われた例もあり、外国のデザインと幕末の浮世絵職人たちの絵柄で、木版印刷の多色摺りの工程作業には、とても高度な知識と技術が必要であり、また蘭字は日本のグラフィックデザインの先駆けとも言われております。

その蘭字デザインの魅力に惹かれ、わたしの内なる響きを文字に宿す蘭字を描いています。
内側で響いたものが文字と絵となる表現です。
誰かのためにつくる前に、まず、わたしが感じる。その静かなプロセスから生まれたものを、必要な方へ渡る。
日本から世界へ届けるラベルや、カルタ・カード、個性に沿ったオーダー作品など、暮らしや祈りの中でそっと使える表現を形にしています。






